と、いうわけで今回自作について語らせていただく松永です。
個人的に好きである自作についてのあれやこれやを書いて、みなさんにも自作の楽しみなんてものがわかって貰えればと思いつつ。
わかりにくい単語には注を入れて、なるべく分かりやすい購入術なんてものを目指します。よろしくお願いします。ハイ。
さて、自作自作言っていますが、自作ってのはそもそも自作パソコンのこと。
自分で好きなパーツを選んでオリジナルパソコンを作る…とまぁそんな感じですね。
夢があるじゃないですか、自分で考えて買って作ったパソコンが動いた時なんてもう…
それでは、各パーツについて行ってみましょう!
CPU(しーぴーゆー)
日本語にすると中央演算装置なんて呼ばれているものです。パソコンの要。
主にパソコンの計算なんかをします。これによってパソコンの性能がだいぶ変わってくる。
巷のパソコン雑誌じゃ"パソコンの脳みそに当たる部分ですね"なんて書かれていることがありますが、人間に当てはめてみたら何のことだかサッパリわかりませんね。
何しろ人間の脳みそはCPUと違って、計算は元より記憶なんかも司っていますしね。
代表メーカー
・Intel(Pentiumシリーズ)
・AMD(Athronシリーズ)
安定性を求める・パソコンをテレビパソコン1として使いたい・高度な演算処理を沢山したい(?)な方はPentiumシリーズ、特にPentium4をお勧めします。コストパフォーマンス2を求める・俺はゲームしかしないぜっ!な方はAthronシリーズをお勧めします。
一部ゲームではPentiumの方が同価格でも高機能な場合があります。一般的にはAthron2500+やPentium4 2.8Gで事は足りると思います。
マザーボード
この板の上にすべてのパーツを取り付けて、ケースの中に納めます。
戦隊物でいうと、母艦みたいなものです。母艦の中にはヒーロー達が使う超合金な機械(=他のパーツ)を入れることができます。そんな感じのパーツがマザーボードです。
ただし、他のパーツが5つ集まっても合体はしません(当たり前だ
このパーツを購入する上で気をつけなければならない点は、
などが具体的には挙げられると思います。
察していただけたでしょうか。このパーツは最後に選んでください。
自分のしたいこと等が決まり、購入するCPU等が決まったところで決めてください。
じゃないと酷い目見ます。理由は対応していないCPUだったりメモリだったりするとパソコン全部が動かないからです。簡単ですね。
代表メーカー
…を挙げたいところなのですが、このパーツ、いろいろなメーカーが作っている割に、大した違いがありません。自分の用途の条件を満たしてさえいればどのメーカーのマザーボードを買っても大差ないと思われます。
同梱物の量で決めてもいいかもしれません。
グラフィックボード
主にAGPスロットに挿し、映像を出力するために使うボードのこと。
ここでは最新のPCI-EXPRESSについては割愛させてもらいます。
映像を出力です。ここ重要。選ぶのが一番大変なところだと思われます。
選択肢が何しろ多い!どれくらい選択肢が多いかというと、
星のカービィで自分のデータを消去しようとしたときに選ぶことのできる選択肢の数くらい選択肢が多い!(わかりにくい
このパーツを購入する上で気をつけなければならない点は、
・自分の用途にあった性能なのか
・挿しこむ場所はAGPスロットなのか
PCIスロット7なのかなどが挙げられると思います。大抵、最新のゲームなんかをバリバリ動かさない限り機能を使い切るという事は無いでしょう。要は大抵のものがオーバースペック8。
グラフィックボードには、“ブランド"みたいなものがあり、大きく分けて2種類(+1種類)程度に現在は分かれています。
〜ブランド〜
GeForceシリーズ
RADEONシリーズ
(Parheliaシリーズ)
と言った所でしょうか。
正直、買おうとする度に何にしようか迷うくらいなので、評判はしっかりチェックしてから買ったほうがよさそうです。
メーカーによってもだいぶ差があります。例えば、玄人志向なんていうメーカーがあります。他のメーカーに比べて同じくらいの性能のグラフィックボードが1000円くらい安く買えますが、保障が短いんです…
次からどんな人がどんなグラフィックボードを買ったらいいのか。簡単に書いていきたいと思います
さて、こうして始まったグラフィックボード選びの旅。一体どこへ終着するのやら。
必要なことは、自分がパソコンを何に使おうかと思っているかという事。
迷ってしまったらオールマイティなグラフィックボードを買えばまず問題ないかと。
まず始めに話さなければならないのは、それぞれのブランドの特徴です。
・GeForceの特徴
とにかく安定性がある。
(RADEONと比較して)値段が高い場合が多い
・RADEONの特徴
発色に強い。写真とか表示するのにはめっぽう強い
コストパフォーマンスが高い
相性問題9が発生する事がたまにある
・Parheliaの特徴
ここに書くべきかどうか迷ったんだけど。一応書いておきます。
ParheliaはそもそもMillenniumというグラフィックボードの後継機。
Millenniumは2D描画にとても長けていると言われ、CADなんかの事務にも使われていました(います?)。その代わり3D描画には弱いっていうボードだったりしました。その3D描画をカバーしつつ2D描画もなかなかいい性能を持ったボードがこのParheliaです。最近では、2D描画に関して言えば、性能は大して変わらないので、あまりいいチョイスにはならないはずです…
初めて自作する時なんかは、GeForceをお薦めします。
自作したことある人で、「俺は最初にRADEONを買ったよ」なんて人も居るかもしれません。いいんですよ、筆者がGeForce好きなだけなんですから。
というわけで本題に入りますが、まぁざっと次のような感じで選んでみてください。
- 主に文章を書くのみに使う:GeForce2MX400
- DVD再生くらいしたい:RADEON9200
- 画質綺麗な方が…ゲームもしたいし。:RADEON9600pro
- ゲームも何でもバリバリやるぜっ!(オールマイティ):GeForceFX5900TX
こんな型番のものを探しておけば多分大丈夫です。
ハードディスクドライブ
中にWindowsや、ソフトなどを入れて、保存するために使うもの…と考えれば分かりやすいでしょう。
現在、価格あたりのハードディスク容量がどんどん増えています。
120G10や180Gを買うのがベターです。
このパーツを購入する上で気をつけなければならない点は
- 接続方式11はマザーボードに対応しているか
- 容量は自分の目的に合っているか
などが挙げられると思います。
容量に関して言えば、参考にするものは沢山あると思いますが、
400万画素のデジカメで撮った写真は1枚で1M10超えるくらい。
シングルCDを一枚パソコンに取り込んだら15Mくらいでしょうか。
言ってしまえばオーバースペックですよね。大抵に関して。ただ、何度も出てきますが、テレビキャプチャーボードで動画を取り込むと大変容量を消費します。それでも120Gあれば充分でしょう。
代表メーカー
・SeaGate
・IBM
・MAXTOR
・WESTERN DIGITAL
※ G(ギガ)・M(メガ)… ※ 接続方式…
ハードディスク豆知識
自作パソコンに限らず、メーカー製のパソコンでもハードディスクがキュインキュインとか怪音を鳴らしていたら、結構ピンチです。早めにバックアップを取って、ハードディスクを買い換える事を推奨します。(寿命です。ハードディスクの。)
CD/DVD ドライブ 及び フロッピーディスクドライブ
メーカー製のパソコンにはフロッピーディスクドライブが付いていなくて、
「え?今時フロッピーなんか使うの?」なんて声が上がりそうですが、自作パソコンにおいて、結構使い道があったりします、このフロッピーディスクドライブ。
筆者が考えるに、書き込み型DVDドライブは今は買い時ではないと思われます。
どうしても書き込み型DVDドライブを購入したいという方は止めはしませんが、止めておいた方が無難だと思いますよ。DVDが見たいだけだったら、コンボドライブ12なんかを買ってみてはいかがでしょうか。
フロッピーディスクドライブの最大の強みはOEM13版のOSを購入する際に最も適したパーツということです。他にも細部の更新に役に立つ素晴らしいものなんです。
CD/DVD代表メーカー
- TOSHIBA
- PIONEER
- TEAC
- LITEON
フロッピーディスク代表メーカー
- MITSUMI
- SEIKO
大丈夫です、購入する上で気をつけなければならない点とか特にありません。自分の買いたいものを買って、失敗する事は無いでしょう。
メモリ
メモリにもいろいろタイプがあります。購入する上で相性が出やすいので、ここはマザーボードと共に、店員に聞いてみて、マザーボードと同時購入するのがいいでしょう。
メモリの種類もいろいろあるのですが、最新のマザーボードを買えば、大抵のメモリは搭載する事が出来る…と覚えておけば、購入が楽になるでしょう。
ただし、ノートパソコン用のメモリやサーバーパソコン用のメモリを買わないように要注意。
基本的にメモリはノーブランドの物を購入します。安定性を求める場合は値段がはりますが、IO-DATAなどのブランド物のメモリを購入しても良いでしょう。
ケース
意外とここにこだわると、カッコいいパソコンが出来たりしたりしなかったりするパーツです。ケースには電源も付属しているので、搭載している電源で選ぶのもありですが、慣れれば電源は換装することが出来るので外見で決めてしまってもいいでしょう。
Pentium4の一部のCPUには特殊な電源を要求するものがあります。
購入前にしっかりパッケージを睨みつけて、対応しているかどうかがよくわからなかったら、店員にしっかり聞いてみて、購入しましょう。
代表メーカー
Owltech
Celsus(特にFP401シリーズ)
で大丈夫でしょう。あ、マザーボードの大きさとにらめっこして入らなさそうなものは買わないようにしましょうね。電源容量は大体400W前後がいいでしょう。
キーボード・マウス
うん、好みです。お店に行って触って、いいものを選びましょう。安物買ってもそこまで不便ではないです。長時間パソコンに向かわない限りは。
お薦めは、エレコムです。エレコム大好きっ!
また筆者の個人的な感情で物を薦めているような気がしますが。
あ、接続方式はUSBではなく、PS2とかPS/2と書かれているものにしてください。
間違ってもプレステ2コントローラーなんて買わないでください。PS2違いです、それ。
ディスプレイ
今時、CRT14なんて流行らない…のですか?液晶ディスプレイが結構標準になってきているようです。現在、まだ液晶ディスプレイ=高いの図式が成り立っているようですが、
後2年くらいすれば新技術によって、液晶が安くなる気がします。気のせいかもしれません。そんな話をどこかで聞きました。
いろいろなメーカーがありますが、これもどれを買ってもそんなに違いは無いと思います。輝度がだいぶメーカーによって違う気もします。店頭に並んでいるものを見て、購入する のがやはりいいと思われます。
液晶ディスプレイは特殊な接続方式をしている場合があります。グラフィックボードが接続方式に対応しているかどうかを確認してから購入してください。CRTに関して言えば全く問題ありません。好きなものを買ってください。
とまぁ、長く説明してきましたが、これはあくまで購入するための参考までに。実際に購入してからが本番です。組立とOSのインストール。これが自作の一番の楽しみです。
パーツを選んで買うのも楽しいですが。やはり組み立てなければ面白くないですね。
時代の流れと共に常にパソコンパーツは進化していきます。文中に出てくる名前(特に型番などを直接言っているものは特に)廃れやすく、いつの間にか無くなってる…なんてこともあります。
このページを作成する上で参考にさせてもらったページ
http://www.kakaku.com/ 価格.com
最新のパーツの値段からBBSでのクチコミ情報までいろいろあります。パーツを購入するなら、ここを参考にしてから買うのがいいでしょう。
実際の組立は文化祭で披露されています。(っていうかしたいです。)
1日目に部誌を貰って持って帰ったそこのアナタ!
まだ組立を見ていなかったら明日も来てください。
2日目に部誌を貰ってもって帰ったそこのキミ!
組立見られなかったら、残念!諦めてください。
1日目に部誌を貰って持って帰っていって、組立実演があることを知らずにこの部誌を読んだのがなんと9/13以降だったそこの坊っちゃん!
後悔の念に苛まれてください。どうにもなりませんけど。
お付き合いいただきありがとうございました。
要はテレビが見られるパソコンです。自作でテレビを見るにはテレビキャプチャーなるものが必要になります。 ↩︎
コストパフォーマンス…価格と性能のバランスのこと。 ↩︎
今のマザーボードには大抵付属している音を聞くための装置みたいなものです。よっぽど音にこだわらない限りオンボードで大丈夫です。 ↩︎
マザーボードに付属している。の意味。LANやIEEEが付属している場合もある。自分の用途に合わせて最適なマザーボードを探そう ↩︎
ここではディスプレイに画像を出力する装置みたいなものです。オンボードのグラフィックは性能がいいわけでもなく、逆にメモリを大量に消費するのであまりお勧めできません。安いのでいいので、グラフィックボードを購入してください。 ↩︎
グラフィックオンボードであるマザーボードの一部はこのAGPスロットと呼ばれるグラフィックボード(後述)を挿し込むための端子がありません。ここではグラフィックボードを購入することを勧めているので、AGPスロットのあるものを買いましょう。 ↩︎
さっきのテレビキャプチャーボードなんかや、サウンドカードを主に挿すスロットです。マザーボードについています。 ↩︎
つまり、性能過剰ってことです。 ↩︎
主にマザーボード・メモリ間で発生します。パーツ同士の相性によって、全く動かない場合があります。こうなってしまったらお手上げ。パーツを交換してください。 ↩︎
パソコンの容量の単位。Byte(バイト)KB(キロバイト)MB(メガバイト)GB(ギガバイト)の順に1024Byte=1KB,1024KB=1MB,1024MB=1GBってな感じです。 ↩︎ ↩︎
ハードディスクはいろいろな方法で接続する事が出来ます。マザーボードとの対応を確かめて、買ってください。一般的にはIDEケーブルと呼ばれるマザーボード付属のケーブルで接続できるものを選びましょう。 ↩︎
書き込み型CDドライブに読み込み型DVDドライブをくっ付けた物 ↩︎
マイクロソフトが提供しているOS(Windows98・2000・XP)を自作パソコンのパーツ(マザーボード・CPU・メモリ・各種ドライブ)と同時購入した時に限り販売してもらえるパッケージ版を購入するよりずっと安いバージョンです。ライセンスをそのパーツに付与させるという形を取り、包装が簡易なこと以外はパッケージ版と全く同じです。その代わりに、ライセンスを付与したパーツを組み込んでいない自作パソコンにそのOSを使うとライセンス違反となります。つまり、ライセンスを付与したパーツが故障した場合、そのOSは使用すると規約違反に当たるという訳です。その点、酷使する事が少なく、壊れにくいフロッピーディスクドライブはOEMのライセンスを付与する対象として向いているというわけです。 ↩︎
要は一般的な奥行きのある重たいディスプレイのことです。 ↩︎