ゲームを作るうえで大切なこと

吉田 行人

物理部中 2PC 班の吉田(行人)デス。我々PC 班はプログラミングをして、ゲームやソフトを 作っている訳ですが、僕たちがゲームを制作していく中で大事なことが幾つかあります。 ここでは、その大事なことを幾つか紹介したいと思います。

ユーザーに分かりやすい画面

いわゆる UI(User Interface)ですネ。この UI がしっかりしていないとユーザーはゲームやソフトの画面を理解できません(理解しにくいです)。この UI をしっかりするための職業もあるぐらいです。昔は CUI ソフト(コマンドプロンプトを使ったソフト)がほとんどでしたが今ではほとんどのソフトが GUI ソフト(ユーザーに分かりやすいように画像などを使ったコンピュータの操作を容易にしたソフト)になっています。

これは今ではたくさんの人が PC を使うようになったのでユーザーに対して分かりやすいソフトの需要が急激に増えたことによると思われます。

なので我々物理部員も、この風に乗って画面をできるだけ見やすいようにゲームを作っています(気にしない人間もいますが)。

UI をしっかりするために日常生活で実践できることがあります。それは――お母さんからよく言われるようなことですが――自分の伝えたいことを他人にしっかり理解してもらえるように生活する事です。

これを普段から行えば、UI はしっかりとしたゲームとなります。

皆さんも、もっとユーザーがあっと驚く作品をいつか作りたいのであれば、上記のことを試してみては如何でしょうか?

ゲームが、人をゲームに夢中にできる理由

前置きしておくと、ここでいう「ゲーム」とは堂々巡りですが「人を夢中にできるゲーム」の事です。ここでは、なぜ「人を夢中にできるゲーム」が人を夢中にできるのか、という事についてお話します。

少し難しい話になりますが、人がゲームに夢中になる時、モチベーションの問題が大きく関わってきます。モチベーションについての研究で(僕が知っている範囲で)最も有名なのは、恐らく「マクレランドの欲求理論」だと思います。

マクレランドは、人が抱えている欲求を次のように分類しました。

  • 達成欲求:一定の目標に対して、達成し成功しようと努力する欲求
  • 権力欲求:他者に対して影響力を与え、コントロールしたいという欲求
  • 親和欲求:友好的で親密な対人関係を結びたいという欲求
  • 回避欲求:失敗や困難な状況を回避したいという欲求

この欲求を満たせば、基本的には人はゲームに夢中になれると言われています。

例えば、達成欲求だったら、ゲームをクリアするために主人公を強化する要素をゲーム内に入れたり、権力欲求だったら、主人公をプレイヤーによって不自由なくコントロールできるようにしたり、親和欲求だったら、ユーザーとユーザーが共にプレイできる要素を加えたりとか、回避欲求だったら、どんな技も回避出来たりカウンターできたりするようにする、等があげられます。

一つのゲームに夢中になっている人なら、上の 4 つの欲求をそのゲームが満たしていることが分かると思います。少し考えてみてくださいネ。

この事について、日常生活で気を付けなければならないことは特にないと思います。

強いて言うのであれば、周りの人の人間観察をすることです。これをすれば「あっ、あの人今達成欲求が強くなっているな」みたいなことです。

※周りの人の迷惑にならないようにやりましょう(あと、普通の人から見たら変人に見えてしまうので度を越えないようにしましょう)。

日常生活の1つ1つのモーション

最後の 3 つ目です。私たち人間は脳から電気信号を送り、それを元に体を動かしています。

この事は、それなりに有名なので知っている人もいると思います。人間が行っているモーションは全てプログラムで表せると言っても過言ではありません。要するに、私たちは四六時中プログラムを実行していると言っても(厳密には少し違いますが)過言ではないということです!

日頃の自分の腕の動きを想像してみてください、あるいは、今そこで自分の腕を動かしてみてください。

例えば腕を 90°曲げるには、自分の肘を中心として、三角関数を使い座標の値を色々いじってたりして、ようやく曲げることが出来ます(三角関数などについては理解していなくてもいいです。ここでは腕の動きをプログラムで表せることを分かってくれればいいです)。

少し難しいですが、体の動きのほとんどは(何度も言う通り)プログラムで表せます。ただ、日常生活でいちいちそんな事を考えていたら埒が明きません。

そこであげられる物が一つ。物事を論理的に考えてみましょう。

熱いコーヒーを飲むことは、
「息で冷ます→カップを手に取る→カップを自分の口辺りに近づける→カップを傾け自分の口にコーヒーが入るようにする(→香りと味を嗜む)→飲み込む(→息をつく)→カップを元の場所或いは自分の近くに置く」

という一連の動作によって成り立ちます。これでご理解いたただけたでしょうか?このように、一つの動作を論理的に表すことによって、ゲームプログラミングがある程度やりやすくなります。皆さんも、日常生活で慣れれば楽にできることなので、試してみては如何でしょうか?

終わりに

この3つの事を実践することで(2つ目はやってもやらなくてもいいですが)かなりゲームプログラミングがやりやすくなり、またプログラミングをこれからやるという方もタメになると思いますので、この文章を読んだその日から、是非実行してみてください!

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