編集後記

中3 杉本

今年も二年前からの伝統を踏襲しマークダウン(MD)形式での提出、CSS組版ソフトを使用しての編集と組版を行うこととしました。やはり「UNIXという考え方 - Mike Gancarz」に書かれている通りフラットテキストファイルに保存することの利点を感じました。やはり校正の際にgitのバージョン管理機能で差分がすぐにわかるのはとても便利です。校正を行った際にもGitHubのコミットページのURLを送るだけで変更点の通知ができます。めちゃくちゃ便利です。

編集後記ではその年の部誌に行った新しいことを書くという恒例がありますので、今年行った新しい2つのことを紹介します。

一つは静的サイトジェネレータ「hugo」の導入です。去年の暮れに長年の問題であった物理部のHPのメンテナンス性の低さを解決すべくマークダウンファイルからHTMLページを自動生成する静的サイトジェネレータを導入ました。そのこともあり昨年と一昨年のpandocを使用してのマークダウンからHTMLへの変換を行なってそれを配置する手間が省け、MDファイルを所定のディレクトリ構造で配置すればWEB版の作業が終わるという手軽さになりました。

もう一つは参考文献でのQRコードの導入です。いままでは長ったらしいURLを何度も部誌とにらめっこしながら打つ必要があり、一文字でも打ち間違えた暁には台パン不可避な苦行をする必要がありましたが、携帯をかざすだけですっとページを見られるようになりました。便利だね。

そしてもう一つ、これは特に新しいということでもないのですが、表紙にイラストを導入してみました。これは夏休みに丁度良くペンタブを買ったI君の夏休みを犠牲にしてできたことです(彼はクリスタも買いましたがもちろん部費は降りません)。私(と部長)の悲願を成就してくれたI君は夏休みの宿題が残り一週間を切った今でも終わっていません。可哀想に。せめてもの感謝の気持ちを込めて裏表紙にラフを載せておきました。


昨年度の部長挨拶ではまともな文化祭を経験していないということを前部長が語っていましたが、今年は台風は避けたものの(一週間前に飛来して休校をもたらした)、文化祭で中心的な役割を担う高二がインフルエンザによって学年閉鎖になるという前代未聞の事態がありました。やはり文化祭は呪われているとしか思えない事態ですが、そんなことも気にされずに文化祭は決行されますので、不手際等あるかもしれませんがどうぞご容赦ください。


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