居心地のいい「物理部」という環境

コラム執筆:年齢不詳 Y

この部誌を書き始めているのは2023年9月11日21時26分頃、編集担当後輩から部誌のページが余った旨の連絡を受けたためである。タイトルも決まらぬまま記述しているため、稚拙な文章となっている可能性があるがその点ご了承願いたい。

物理部という環境はとても魅力的なものである。浅野学園内で物理部以上に居心地のいい部活は他にないだろう要出典

簡単に自分と物理部の出会いについて振り返ってみる。実は自分が物理部という存在を知ったのは浅野中学校に入学してから。小学生時代に文化祭に参加したことが1度だけあったが、その際は物理部の展示なんて一切見なかった気がする。中学1年生の時の部活動説明会では映像のクオリティーがそこまで高くなくそこまで興味を持ったというわけでもなかった。実際に物理部に見学に行った際、私はいい意味で裏切られた。紹介動画はニュートンのゆりかごがメインの動画で、物理部に対し堅苦しいイメージを持っていたが教室では8割ぐらいがプログラミングといった所謂「物理」という理科の分類からはあまり想像できないような活動をしていた。
そこで興味を持ち、物理部(と水泳部)に入った。物理部は部員同士の交流がとても盛んで、活動に関係のない雑談等も頻繁に行われる。文化祭での展示は個人による作品がメインであるが、わからないところなどを周りに聞いたりしながら作品を制作していくので連帯感はかなり強い。部員としても5(6)年間(私だけかもしれないが)上級生と下級生であるという関係性をあまり意識することなく日々を送ることができた。現に高校【検閲により削除済み】年生である現在でも1つ上の卒業生達や3つ下の学年の後輩たちとも極めて良好な関係を築いている。特に今年はOBも頻繁に部活に訪れ話が弾むこともしばしばだ。
物理部は全員で一つの目標に向けて取り組む部活というよりも、個々が自分のやりたい内容をより深める部活動だと私は考えている。他人の金で自分のやりたいことをやることができる環境は浅野学園内、他にないだろう。

また中高時代の友人や仲間はきっと大学に進学して以降もかけがえのないものになるはずだ。男子校で知り合って何年も同じ部活で過ごし、分け隔てなく話せる相手は人生においてプラスに働くに違いない。後輩、またこれから物理部に入部する諸君には物理部で築いた人脈をぜひ大切にしてもらいたいものである。

最後に顧問として部活動に関わっていただいた先生方及びたくさんの迷惑をかけた同輩・後輩の方々、6年間ありがとうございました。

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